皆さんは液体ミルクを使ったことはありますか?
赤ちゃんにミルク与える時、お湯を沸かして粉を溶かして水道水で冷まして・・・と一から作るよりも
そのまま与えてOKな液体ミルクは、お出かけや災害時にとっても便利。
実は日本では、液体ミルクが広まったのは割と最近の話です。
なので、液体ミルクで検索すると「危険」「飲むな」のワードが出てきて心配になったママもいると思います。
日本で当たり前に売られているのに、なぜ「危険」「飲むな」と言われるのでしょうか?
今回は、その理由と液体ミルクを使うメリットについて
実際に液体ミルクユーザーだった筆者の体験談を交えてご紹介します!
液体ミルクが危険、飲むなと言われる理由
液体ミルクが日本で初めて販売されたのは2019年3月のこと。
まだごく最近のことなんですね。
その少し前、2018年に起きた北海道胆振東部地震の際、海外製の液体ミルクが被災地に贈られました。
しかし、欧米ではすでに当たり前だった液体ミルクは、日本ではまだ馴染みがありません。
そのため、安全性に不安があるとして使われずに廃棄されてしまったという過去があります。
そのミルクに、「キケン!飲むな!」という張り紙がされていたため、このように言われているようです。
実際の写真が記事になっています→東京新聞web
当時は液体ミルクについて認知度が低く、安全性についても不安があったため
残念ながら廃棄され、液体ミルクは危険であると、一部で広まってしまいました。
液体ミルクは本当に危険?注意点は?
日本で販売されている液体ミルクは、安全基準をクリアしています。
また、液体ミルクは粉ミルクと成分が近く、通常の粉ミルクが飲めていれば飲むことが出来ます。
アレルギー等が不安な場合は、少量から試すか、ある程度成長してから使用してみる事をおすすめします。
というのも、液体ミルクはアイクレオが125ml、ほほえみが200ml(120mlもあり)の量が入っています。
それを一回で使い切る必要があるので、まだミルクをたくさん飲めないうちは、大量に余らせてしまいます。
急がないのであれば、ある程度成長しお出かけも楽しくなってくる頃からの使用が安心ですよ。
ここで、液体ミルクの飲み方の注意点をお伝えしておきます。
必ず一度で使い切ること
液体ミルクは粉ミルクと同様、一度開封すると保存することができません。
ミルクが劣化したり、雑菌が繁殖する危険性があります。
二回に分けて飲むことも出来ないので、必ず一度開けたら使い切るか
余ったらもったいなくても、潔く捨てるようにしてください。
液体ミルクのメリット【体験談】アイクレオ、ほほえみ
液体ミルクはお出かけの際、粉ミルクを作る環境がない時にとても便利です。
実際、筆者も長時間のお出かけや旅行に持っていき、フル活用していました。
外出先で人目があり授乳が出来ない時にも、持っておくと安心です。
アイクレオ、ほほえみのどちらも使用していましたので、メリット・デメリットを書いておきます。
※ちなみに、うちの子はミルクの好き嫌いがなく何でも飲みましたが、赤ちゃんによると思うので注意して下さいね!
アイクレオのメリット、デメリット
アイクレオの液体ミルクは紙パック製で、内容量は125mlです。
外出先で捨てるのが簡単だったのがとても良かった点です。
内容量が少なめなので、生後半年くらいまでの赤ちゃんに丁度良いと思います。
限りなく母乳に近づけた味にしているそうで、うちの子は基本母乳でしたがごくごく飲んでいました!
ほほえみのメリット、デメリット
ほほえみの液体ミルクはスチール缶製で、内容量は120ml、200mlです。
缶は紙パックと比べると、捨てる場所に少し困りました。
特にゴミ箱のない自然の多い場所へ出かけたときは、なかなか嵩張りました。
200ml缶には専用アタッチメントがあり、なんと直接哺乳瓶の乳首と合体することができます!
これは本当に便利で、哺乳瓶の「乳首」と「アタッチメント」だけで即席哺乳瓶になります。
哺乳瓶に移し替える必要がなく、洗い物も減るのでおすすめです。
内容量は選べるので、生後半年頃までは120ml、それ以降は200mlの使用がちょうどいいですよ。
筆者の出産した産院でほほえみを使用していたので、初めから安心して使えました。
粉ミルクは基本ほほえみを飲んでいたので、液体ミルクも問題なく飲めました。
液体ミルクの使い方、温め方
液体ミルクの使い方は、粉ミルクと比べてとても簡単!
哺乳瓶に移し替える手間はありますが、粉ミルクのようにお湯で溶かす→冷ますの工程がないので楽ですよ。
ただ、あまりに寒い気温だとミルクも冷たくなり、赤ちゃんも嫌がってしまいます。
その場合は哺乳瓶に移し替えた後、湯せんでミルクを温めて下さい。
お湯がない時は、カイロや服の中などで温めるのもおすすめです。
まとめ
液体ミルクは危険、飲むなと言われていたのは、まだ日本で液体ミルクが浸透していないことが原因でした。
今は日本で製造、販売されているミルクがたくさんあるので、安心して使用できます。
赤ちゃんの月齢や好み、仕様によって液体ミルクを使い分けてみてくださいね!